のぼりのデザインについてお話してみますね。のぼりを使う目的を考える必要があります。
■幟は基本、読ませる媒体ではありません
こんな状態ののぼり、ご覧になったことあると思います。
幟って普段は風にはためくために、常に動いています。
(屋外の場合のお話です。)
その状態で、のぼりに記載の内容をしっかり認識してもらう事はできませんし、ましてやどんなにカッコイイデザインにしたとしても、それは感じて貰える事がありません(^^;
写真ののぼりも、風にはためくからデザインも記載内容もシンプルにした方がいい旨をお客様にご説明をし、製作したものです。
こちらのお客様も、はためくと読めない事は充分ご理解をいただいており、『目印になれば』程度の認識でお考えいただいていたので、しっかりとのぼりの意味をご理解されてました。
ちなみに、はためいてて読めない、写真ののぼりは、風が吹いていない状況だと、その下の写真のような感じでしっかりと読める表示になっています。
さらに細かい文言もなく、デザイン自体もシンプルで、これ以上はシンプルにするのは難しいレベルなんですが、風が吹くとご覧のような感じ.......
■幟は読ませる媒体ではなく、振り向かせるためのもの
のぼりと言う媒体は、そもそも読ませる媒体ではなく
・ココにお店があるよ
・いま何かやってるかも
・おーい、コッチに気がついてくれ〜〜〜〜
って感じで、振り向かせる意味合いが強い媒体です。
何故かと言うと、風ではためく事が、幟の特徴であるから。
人って、動いてるモノには何故か意識が行くんです。
そこをねらって、設置するのが幟だったりするわけです。
■凝ったデザインは必ずしも必要では無い....
勿論、デザイン性がまったく必要でない!!!って言うわけではありません。
ただ、読まれない、デザインを認識してもらえない状況で、こだわったデザインにする必要があるのかっと言う思いはあります。
勿論、デザインすると言う事はコストが掛かるので、予算も充分あり、特にデザインを見てもらう必要もないんだ!!!的な場合は別ですが(^^)
私がデザインするとしても、左の写真のような感じで、シンプルなイメージで、伝わりやすいデザインにするケースが多いです。
デザイナーの拘りが必ずしも、必要だと言うわけでもないですから。
大事なのは、【何を、誰に、どうやってつたえたいのか】
それを満たすデザインを、幟という特性考えてすればいいのかなー、って意識でいつも幟の制作をしています。
ちなみに、幟を室内に据える場合もあります。
室内なら風がないから、コリに凝ったデザインでも大丈夫だろう〜!
って思われるケースが多いですが、以外とそーでもないんですよ(^^)
人が通れば必然的に、風はおこりますし、板では無いので風がなくても、のぼり生地がよれて読めない、デザインを認識できないケースが以外と多いです。
のぼりを御依頼する場合は、そのアタリをしっかり認識してお作りする方がいいのかなーって思います。
またブログ記事アップしますねー(^^)