久しぶりに木彫りの木板看板を制作して取付してきました♬
豊橋に2/13にオープンした無農薬野菜や、自然素材を吟味して作った漬け物などを販売している八百屋さん【かぁやん商店】さんの看板です。
■木素材で行きたい!
今回はお客様の方から
『自然な感じ.....例えば木とかを使った看板が
作りたい!』
そんなご要望を最初の打合せの時にお聞きすることができました。
それ以外は、店名をメインにしたい旨をご指示いただいたぐらいで、ほぼ、デザインはお任せ〜
お任せ案件って、すごいプレッシャー掛かるんですが逆にテンションあがるんです。
信頼していただいてるから、そのお気持ちに応えたいと思いますし、看板が出来上がったときのお客様の喜ぶ顔を是が非でもみたくなりますから(^^)
今回の場合は、店舗が住宅街の中にあり、通行する方へ訴求する集客目的の看板よりも、住宅街のなか、このお店を探してる方に見つけて貰うための意味合いが強い看板だったので、基本店名メインのレイアウト!
■木板の素材をどうするか......
今回は、デザインよりもむしろ、木板に仕様する素材をどうするかの方が、今回は神経つかいました。
木板にするって事は素材をどう活かすか〜ですから。
本来はケヤキ等の木目がハッキリと見える素材を使いたいところなんですが、看板を屋外に設置する事から、見た目と同時に、耐久性を考える必要がありました。
そこで今回チョイスしたのは【イチョウ材】
イチョウ材は屋外でも、他の木素材とくらべてもソリが少ない素材なんです........山形の木板業者さんに教えて貰いました(^^)
ただ難点があるとしたら【木目】が比較的に弱い点。
どこまで木目がでるのかについては、事前に木板サンプルを取り寄せて、お客様に御確認いただいてから制作に入りました。
実際に仕上がってきた木板看板も、写真の通り、予想以上に木目もしっかりでており、良い感じの仕上がり具合になってきました♬
マーク部分を当初、木板に直接印字する方法を考えていたんですが、木板が古くなったときに、剥離してしまうリスクがあったんで、その方法はやめ。
最終的にはアルポリ板にインクジェットフィルムを貼り込み、外周をルーターでカットしたパネルとして制作する方法にて。
せっかく作る木板看板ですから、耐久性も少しでも高めたいですから(^^)
■文字はかまぼこ彫り♬
肝心の店名文字の部分は左写真のとおりの【かまぼこ彫り】に仕上げました。断面でみると丁度【かまぼこ】見たいな盛り上がり方をしているから、このネーミングなんです(^^)
でもね、全部の文字が【かまぼこ彫り】ってわけじゃないんです。写真の通り、小さな文字部分はかまぼこ形状に彫り込めないので、普通の彫り方になってます!
■木彫りの木板が土に付かない様な工夫
今回の木彫りの木板看板は、別の部分でもこだわって作ってる部分があります。
右の写真にあるとおり、下部にグリーンの帯をいれています。デザイン的に帯があるとしまりが出来るという面もあるんですが、実はこの帯の下面よりも、木板のして面は数センチあがってます。
っと言うのも、設置する場所が土の玄関口になっていて、看板設置したときにグリーン部分に土がかかって、水分が染みこむ可能性があったため、少しでも耐久性をあげるために、木板看板自体をちょっとかさ上げた作りにしてあります。
納品時の見た目には、その違いがわかりません、こういった細かい部分をしっかり、作っていこうと思ってます。
最終的に写真のとおり、あたかも木彫りの木板看板が地面にたっているような感じですが、実際のところ、地面の土と接してるのは緑の部分だけで、木彫り看板の本体は、地面から10mmぐらいの高さから始まっているので、水分が直接触れる機会もすくないため、少しでも耐久性を上げる事ができました。
■木彫り看板の主役はやっぱり木板(^^)
なんだかんだと蘊蓄かきましたが、やっぱり素材が良いと良い感じの木彫りの木板看板ですね♬
今回のお客様からは、このメインの木彫り看板の他にも、駐車場の壁面フェンスへの看板の御依頼もいただいております。
フェンス看板の方は、木目看板だと重量がありすぎるので、木目の画像素材を購入し、それを背景にした画像を制作して、パネルサイズ全面に出力をして、フェンスへ設置することになりました。
下記は『かぁやん商店』さんのオープンに際しての紹介動画です。
看板屋さんのゴールは看板をお作りすることじゃなく、お客様のお店の商売繁盛のお手伝いをする事!
こんな形の応援もありかなーって思ってます(^^)
その木目画像を使ったパネル看板のご紹介は、御時間あるときにしっかりお話するようにしますね(^^)
また記事をアップしますね♬
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